タイ鉄鉱石投資が刑事告訴 全国1500人総額300億円の被害

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 九州の還暦を迎えた夫妻が、タイの首都バンコクから飛行機で約1時間のラオス国境にある鉄鉱石鉱山を視察したのは、6年前の2013年3月である。含有量の多い鉄鉱石、マンガン、そして銅が採掘できるという触れ込みの現場は、露天掘りにしては規模が小さく、機材・人夫とも数が少なく、疑念は持ったものの、タイの王族だという採掘会社ONKの代表、同社日本代表のNらに出迎えられて説明を受け、かつ配当が継続していることもあって、投資を継続した。

 が、14年1月には配当が止まり、以降「もう少し待って欲しい」という代理人Uの連絡も途絶えがちになり、投資した80万ドル(約8600万円)の返金は絶望的だ。

 タイ鉄鉱石投資――。

 10~13年にかけて、Nが中心となり、投資家を集めればその数%がバックされるという代理店網が形成されてブームとなった。「運用利回り月2~3%、運用期間は3年で元本保証」という条件の良さに飛びついた投資家は、全国1500人、総投資額300億円に及んだ。しかし、14年に入ると配当は止まり、ONKの代理人弁護士が遅延理由を説明、日本代表のNも「海外ファンドからの入金」をほのめかすなど、必死の先延ばし作戦に出た。

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