北朝鮮拘束事件 杉嶋芩さん<前編>ずっと監視・盗聴された

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杉嶋芩さん(元日本経済新聞記者)

 北朝鮮に抑留されること2年2カ月――。日経新聞を定年退職した直後の1999年12月、杉嶋さんは拘束される。よど号ハイジャック犯を追悼するために北京から北朝鮮入りした最終日のことだ。車で平壌駅へ向かっていたところ、外国人用ホテルへ連れて行かれた。北朝鮮当局は杉嶋さんをスパイと見なしマークしていた。

「よど号犯事務所を発った後、同乗者らを乗せた3台の車が平壌駅へ向かっていたところ、私の乗っていた一番後ろの車だけがスイッと左折したんです」

 到着したのは駅ではなく、平壌ホテルという外国人向けのホテル。

「敵の手に落ちたか! いったい何の罪で捕らわれたのか。もし銃殺されるんだったら『大日本帝国万歳!!』と叫んで死のう」

 北朝鮮には1986年以降、拘束されるまで計5回、観光で訪ねていた。それまでの4回は帰国するたびに内閣情報調査室や公安調査庁に情報を寄せていた。

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