北朝鮮拘束事件 杉嶋芩さん<後編>二重スパイに情報筒抜け

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 1999年12月に北朝鮮に拘束された杉嶋さんは、当局にスパイ容疑をかけられて連日9時間の取り調べを3カ月も受け続けた。帰国は2年以上が過ぎた2002年2月だが、抑留はなぜこんなに長期化してしまったのか。そもそもなぜ拘束されたのか。背景に日本の情報管理体制のずさんさがあったという。

「北朝鮮は、韓国情報機関に食い込む大物スパイに仕立て上げたかったのでしょう。しかし、組織の内情なんて何も知りませんから『共和国(北朝鮮)の主権を侵害する大罪を犯し』という定型に従って調書を書かせられた。最終的に調書は88枚。全てに母印を強要され屈辱感を味わいました」

 取り調べが終わっても処遇は中ぶらりんだった。

「北は身代金を期待していたようです。だからこそ、最初は私を外国人向けホテルに置いて、キャベツやニンジンの炒め物、地元で取れた魚、ご飯にキムチというちゃんとした食事を出したんです」

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