弘道会系組幹部2人逮捕 “指”を見せて居酒屋代踏み倒し未遂
「抗争に備えろ」ということなのか――。
指定暴力団山口組ナンバー2の高山清司若頭(72)の出所から1カ月が経過。この間、高山若頭は中核団体「弘道会」の幹部人事の刷新を急ピッチで進めている。
そんなさなか、名古屋市の居酒屋でエンコ詰めした指を見せ、飲み代4600円を踏み倒そうとしたとして、弘道会系の組幹部、大橋一郎(50)と押見晃(49)両容疑者が今月7日、恐喝未遂の疑いで愛知県警捜査4課に逮捕されていた。
事件が起きたのは10月25日のこと。2人は南区の居酒屋で、もずく、カニクリームコロッケ、焼酎やサワーなどを注文。飲食中、男性店長(46)に「小指がないから指切りげんまんができん。サービスせえよ。指が3本ずつしかにゃーで。いんじゃんに負けたらタダにしろ。(一緒にいるのは)〇〇組の人で、ワシの兄弟分だ。わきゃー衆をここに連れて来たら面白れえだろうな」と、約1時間にわたって因縁をつけた。