福島・便槽内怪死事件<前>警察発表を信じる人はいなかった

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 平成が産声をあげてつい数日前に大喪の礼が執り行われたばかりの1989年2月28日のことだった。福島県田村郡都路村(現・田村市都路町)古道にある古道小学校(現・都路小学校)の校庭に隣接する教員住宅の便槽から男性の遺体が発見された。

 教員住宅に住んでいた女性教員のHさんが用を足そうとトイレに足を運ぶと、汲み取り式の便器の中に、あろうことか男性の頭が見えたのだ。驚いたHさんは、外にある汲み取り口を確認すると、なぜか蓋が開いていて、中に人の足が見えたという。

 すぐに警察に通報。警察官や消防団員らが駆けつけ、便槽内の男性を引っぱり出そうとした。ところが便槽の筒の直径は36センチと狭く、男性はすっぽりと便槽にはまっていた。

 結局、数人の大人の力でも抜き出すことはできず、重機を使って便槽を掘り起こし、壊して男性を取り出したのだった。

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