尖閣諸島魚釣島上陸事件<後>上陸は結果的に無意味だった

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 2012年9月、日本政府は尖閣諸島の魚釣島など3島を国有化した。その1カ月前の8月19日、都議や県議ら日本人11人が尖閣諸島の主島、魚釣島に上陸した。「頑張れ日本!全国行動委員会」という保守系団体が主催したツアーに参加し、頂上付近に旗を掲げたのが、元海自特殊部隊員の作家、伊藤祐靖氏(56)だ。

 旗を掲げたあと、漁船まで泳いで戻った伊藤氏を海上保安官が3人待っていた。伊藤氏はほかのメンバーに先駆けて、島の東側にある集落跡に上陸し、南側の断崖の標高約300メートル地点の尾根に海から見えるように1つ、空から見えるように1つ。合計2つの日の丸を設置したことを包み隠さず答えると、隊員たちは目を丸くした。

「こんなサメの多いところを泳いで渡ったんですか?」

「どうやって道もない、真っ暗な山を登るんですか?」

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