同居25歳男性を撲殺…55歳“毒母”と19歳少年の凄惨リンチ
「ここで生活したらええやん」
毒婦はこう優しく声を掛けてきたという。
同居していた男性に十分な食事を与えず、暴行を繰り返し、殺害したとして、滋賀県警捜査1課は25日、いずれも同県愛荘町東出の無職、小林久美子容疑者(55)とアルバイト作業員の少年(19)を殺人の疑いで逮捕した。
■生活保護受けながら共同生活
周囲はのどかな風景が広がる田園地帯。亡くなった無職の岡田達也さん(25=当時)ら3人は2018年10月から小林容疑者が住む築28年、3LDK、家賃5万4000円のハイツで共同生活を始めた。岡田さんと小林は、それぞれ妻と夫と別居中で、小林は仕事をせず、生活保護を受けていた。
同居当初こそ友好な関係だったが、半年後、岡田さんが仕事を辞め、生活費を入れなくなった途端、2人が暴力を振るうようになった。19年5月下旬から岡田さんの食事を制限し、ささいなことで因縁をつけ、岡田さんの頭部や全身を素手や金属の棒で何度もボッコボコにどつき回し、蹴り飛ばした。岡田さんは左腕を骨折し、内臓を損傷するなど免疫力が著しく低下した。