岩国児童相談所 女子高生自殺事件<後>被害者の父・江邑幸一さん

公開日: 更新日:

 江邑さんは詳しい状況を知るために、児童相談所に対して開示請求をした。

「児童相談所が自宅以外の場所、例えば里親などを案内していれば、死ぬことはなかった。なぜそれをしなかったのか、知りたかった」

 ところが非開示の通知。そこで彼は裁判を起こす。15年のことだ。何度か提訴した結果、現在は、ほぼすべてが開示された。

「非開示とした理由は、市役所など関係部署との関係が崩れるからということでした。しかし今回のケースに関しては、そうした部署との連絡や連携は全然取っていなかったんです」

 子どもの死因を知るために国家賠償も訴えている。また、元妻と祖父母を損害賠償や遺産相続を目的に訴えた。遺品を受け取ることはできたのか。

「損害賠償については、裁判官の『やめたらどうか』との助言を受けて取り下げました。一方、遺産相続については最高裁まで行ったんですが、もらえたものは全くない。私が娘にプレゼントしたCDプレーヤーなども含め、何ひとつ戻ってきませんでした。裁判では『一緒に住んでいないのだから返す必要ない』と断じられました」

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