ヤリ手社長装い1億円超ダマす 23歳チャラ男ダマしの手口
「お疲れっス!」
23歳の偽“チャラ男”経営者は、相手が誰であろうが決まって、こんなふざけた挨拶をしていた。
架空の不動産投資話を持ち掛けて、兵庫県明石市の男性会社員(29)から現金427万円をダマし取ったとして、姫路市の無職、萩原和樹容疑者が26日、詐欺の疑いで県警姫路署に逮捕、送検された。
被害男性Aさんは昨年9月末、元同僚から「起業家で、不動産関係で大きな収益を上げている社長さんだ」と萩原容疑者を紹介された。
「その夜、寿司屋で飯を食うた後、2、3軒、キャバクラを飲み歩いた。支払いは、すべて萩原持ち。23歳にしては大人じみた、慣れた飲み方をしとるし、その羽振りのよさにAさんはコロッとダマされてもうた。『スゴい人だ』と思い込んだようや」(捜査事情通)