境町家族4人殺傷事件とつくば市高齢夫婦殺害に4つの共通点

公開日: 更新日:

「あの事件とよく似ている」――。

 茨城県境町の「家族4人殺傷事件」の地域住民から、こんな声が上がっている。

 2019年9月、小林光則さん(当時48)と妻・美和さん(50)が殺害され、子供2人が重軽傷を負った事件は、茨城県警が今月7日、埼玉県三郷市の無職・岡庭由征容疑者(26)を殺人容疑で逮捕した。

 逮捕された岡庭容疑者は、自宅の三郷市から約30キロ離れた事件現場まで自転車で向かったとみられていいる。動機は明らかになっていない。岡庭容疑者は犯行も認めていない。

 地元関係者が密かに注目しているのは、この「家族4人殺傷事件」の1年9カ月前に起きた「高齢夫婦殺人事件」だ。

飛松五男氏「犯行現場はともに雑木林にポツンと建つ一軒家」

 18年1月1日午後、茨城県つくば市に住む、小林孝一さん(77)と妻・揚子さん(67)の遺体が自宅で発見された。犯人は捕まっていない。つくば市と境町は直線距離で約30キロだ。

「境町の事件が起きた時、いくつも共通点があるように感じました」とは元兵庫県警刑事で作家の飛松五男氏だ。

「まず地理です。どちらも茨城県内です。犯行現場の雰囲気も似ている。私は両事件を取材しましたが、どちらも犯行現場はうっそうとした雑木林にポツンと建つ一軒家。周囲に人家がありませんでした」

 両事件とも家の中を物色されたり、金品を盗まれたという話は出ていない。つまりカネが目的ではない快楽殺人の可能性がある。

 犯行時間も気になる。境町の事件では9月23日午前0時40分ごろの犯行というのが警察の読みだ。つくば市の事件では、遺体発見の2日前の12月30日夜から31日朝の時間帯に襲撃されたとみられている。こちらも深夜の犯行の公算が高い。

「両事件とも怨恨による犯行という見方もありましたが、怨恨の場合、犯人は人目を気にせず白昼堂々と現場に向かうことがある。一方、深夜の襲撃の大半は流しの犯行です。両事件で、犯人は人に見られないよう警戒していたといえます」(飛松五男氏)

 ただし、相違点もある。境町では凶器に刃物が使われ、つくば市では被害者は頭部などを鈍器で殴られて死亡したとされる。はたして未解決事件は、解明に向かうのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    白鵬「進退の意味わかった」に透ける引退先送りの悪あがき

  2. 2

    「最高のオバハン」大地真央の驚異の若さと気になる夫婦仲

  3. 3

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  4. 4

    白鵬窮地…照ノ富士と貴景勝に7月場所後横綱同時昇進の目

  5. 5

    鈴木亮平の勝負は日曜劇場…「ドラゴン桜」と薄い毒が懸案

  6. 6

    海外プレス入国申請コピペ証拠入手 丸川大臣ドヤ顔否定

  7. 7

    吉岡里帆“どんぎつね”はバズるのに主演作が続々苦戦のワケ

  8. 8

    ビートたけしが菅政権に大苦言「五輪強行は晩年の日本兵」

  9. 9

    丸川五輪相“ああ勘違い”空回り 妄言連発に自民からも苦言

  10. 10

    熊田曜子の疑惑に“不倫大好き”大手メディアが沈黙のナゼ

もっと見る