渋谷・道玄坂“日本最大級”のハプニングバーで行われていた酒池肉林の世界
捜査員たちが店内に踏み込むと、プレールームにいた全裸姿の若い男女2人は、マジックミラーの向こうにいる客に見せつけるようにして交わっていた。
東京都渋谷区の日本最大級のハプニングバー「Sleeping Beauty~眠れる森の美女~」の経営者、広瀬理基容疑者(40)と21~42歳の従業員男女9人が8日、公然わいせつほう助の疑いで警視庁保安課に逮捕された。わいせつな行為を見せ合うハプバーで客に部屋を提供した容疑だ。
同店はGW期間中、連日、エロイベントを企画。逮捕当日は「水鉄砲ローションイベント」を開催中だった。店内には「みんなで彼シャツ着てローション水鉄砲でぐちゃぐちゃのねちょねちょになりながらあそんじゃおう」と書かれたチラシが掲げられ、20~30代の男女70~80人の客でごった返していた。
店はラブホテルが立ち並ぶ道玄坂にあり、一見するとラブホに見紛う造りで、地上3階、地下1階という広さだった。プレールームでエロ行為に耽る男女を、のぞき見客がマジックミラー越しや小窓からのぞき見るシステム。ネットやツイッターで客を集め、入会金は男性が7000円、女性が2000円。入場料は単独女性がタダで男性は19時までは8000円だが、客が増える19時以降は一気に1万7000円に跳ね上がる強気の値段設定だった。入会するには健康保険証と顔写真付きの身分証明書2点が必要で、支払いは現金のみ。店内での撮影、録音は禁止され、荷物はすべて1階のロッカールームに預けなければならない。