65歳ベロベロ有名映像ディレクター タクシー運転手ブン殴り車両奪う大トラの一部始終
「記憶にない」では済まされない。
有名アーティストのライブビデオの制作を手掛ける会社の代表が、酔っぱらってタクシーの運転手をブン殴り、そのままタクシーを強奪して家に帰っていた。
強盗致傷の疑いで8日、警視庁渋谷署に逮捕されたのは、映像制作会社「フィッツ・ロイ」(東京都渋谷区)の代表、前嶋輝容疑者(65)。
前嶋容疑者は7日夜、渋谷区内で知人と酒を飲んだ後、タクシーに乗車し、50代の運転手に港区南麻布の自宅マンションに向かうよう告げた。約10分後、運転手が説明した経路通りに走っていたところ、斜め後ろの座席にいた前嶋容疑者が、いきなり運転席をガンガン蹴り始めた。何がかんに障ったのか、暴行はさらにエスカレート。前嶋容疑者は後部座席から、運転手の顔面や肩などを数十回ブン殴った。恐怖を感じた運転手は、自宅まであと約400メートル手前の広尾5丁目でタクシーを急停車させ、交番に駆け込んだ。
ところが、あいにく警察官は巡回中で不在。運転手がタクシーから離れている隙に、あろうことか前嶋容疑者は後部座席から運転席に乗り移り、ハンドルを握るとタクシーを発車させ、そのまま帰宅した。