日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger

【阪神ジュベナイルF】メジャーエンブレム完勝はうのみにできず?

 2歳女王決定戦のGⅠ阪神ジュベナイルFはメジャーエンブレムが圧勝し、鞍上のルメールはJRA所属として“ようやく”初めてのGⅠ勝ちとなった。

 ゴール前はまさに独壇場だった。早々とセーフティーリードをつけて最後は2馬身差。②着ウインファビュラスが差し込んではきていたものの、全く危なげのない圧勝劇だった。

 ただ、これだけを見れば“桜が見えた”と思えるかもしれないが、果たしてそうか。メジャー圧勝の裏で力を出し切れなかった馬が実は多くいたのだ。


勝負に影響及ぼしたキリシマオジョウの逃避

 レース後のインタビューで、ルメールは冗談まじりに「小牧さんは京都まで行っちゃった」と。小牧鞍上のキリシマオジョウが捨て身の逃げを打ち、そのハナに立っていたキリシマが残り4~3F付近から外へ逃避したのだ。ここはちょうど1F11秒8と直線へ向けて全馬がスパートを掛けだしたところで、後ろはその影響を受けてしまっていた。

 2番人気に推されて好位を進んでいたデンコウアンジュの川田も「パッチンを2回食らってしまって。それでハミが抜けてしまった。クシャクシャの競馬で気持ちも何もかもなくなった」と振り返っていたほど。デンコウ以外にも危険を避けるためにスムーズに進路を取れなかった馬も少なくない。それだけでなく、前半にもゴチャつくシーンが見られ、④着のペプチドサプルの古川も「向正面で随分とガチャガチャしたからね。2歳の女の子には厳しい競馬だった」と話していた。

 その点、勝ったメジャーエンブレムは全く影響なく、いわば自分の思っていたスタイルで自分の力をきっちり出し切った結果。そう、圧勝に見えたこの結果だけで、勝負付けが済んだとみるのは早計かもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の競馬記事