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【中山金杯】重賞2連勝 ヤマカツエースはラブリーデイになれるか

次は京都記念へ

 16年最初の重賞・GⅢ中山金杯を制したのは3番人気ヤマカツエース。これで前走のGⅢ福島記念から重賞2連勝となった。

 レースぶりは実に堂々たるもの。

 マイネルフロストが大逃げの形だったが、実際は前半5Fが62秒3と超のつくスローペース。2番手のスピリッツミノルが深追いしなかったとあって、完全に先行馬有利の流れだ。

 それをヤマカツは3角過ぎから徐々に前との差を詰め、直線はマイネルを目標に追い出し。上がりを33秒0でまとめては後続は手も足も出ない。

 ヤマカツ自身、33秒台の脚を使ったのが初めてだから、これはもう「本格化の証し」と言っていいだろう。

 レース後、次走は「GⅡ京都記念を予定している」と池添兼師。この路線は昨年のラブリーデイと同じだ。

 ラブリーは昨年、中山金杯→京都記念を連勝して一気にブレーク。のちにはGⅠ宝塚記念、天皇賞・秋も勝って、古馬の頂点に立った。

 では、ヤマカツは第2のラブリーデイになれるのか。

 前記したように、これまでにない末脚を使った点は高く評価できる。しかし、今年は流れが非常に緩かったのが大きく違うところである。

 昨年は前半5Fが59秒4で、勝ち時計は二千メートル1分57秒8のレコード。今年は62秒3で、時計は2分1秒2。5Rの3歳未勝利戦より0秒5も遅い。この点からは「次のGⅡも……」というのは難しい。

 とはいえ、昨春にはGⅡニュージーランドTも制しており、重賞タイトルはこれで3つ。この世代ではキタサンブラックと並んでトップタイだ。

 さらにこんなデータまで。昨春、中山で重賞を勝った馬はラブリーのほか、ヌーヴォレコルト、アルビアーノ、キタサンブラック、モーリス、ドゥラメンテなど、他場のGⅠ連対馬やGⅡ勝ち馬が続々と誕生。今では「中山で重賞を勝つと出世する」との声も強い。
 果たして、今回のヤマカツはどうなるか。GⅡ京都記念は真価を問われる場になる。

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