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【京都金杯】6歳牝馬ウインプリメーラが狙う「第2のサンビスタ」

典型的な前残りで差し馬を完封

 一方、京都金杯を制したのは6歳牝馬のウインプリメーラだった。

 捨て身の逃げを打ったニンジャが刻んだラップは前後半の3F比較で34秒6―34秒6。そのニンジャを前に見るウインら好位組にとっては楽な流れになった。ゲートで立ち上がって出遅れた1番人気トーセンスターダムとは対照的に、道中でムダな脚を使わなかった分、余力は十分。直線半ばで先頭に立ち、そのまま後続を封じ込んだ形になった。

 これが同馬にとっては重賞チャレンジ8戦目にして掴んだ初タイトル。とはいえ、明け6歳の牝馬。サンデーレーシングやキャロットファーム、社台レースホースなどの社台系ではないものの、ウインレーシングの一口クラブの馬で、普通なら繁殖入りの声が聞こえてきて不思議ではない。

 しかし、レース後に記者から「クラブ馬で繁殖の話も出てくる時期ですが」の問いに、管理する大久保師はこう言い切った。

「確かにそうですが、馬が元気だし、逆にここに来てしっかりしてきたと思えるほど。ええ、今年いっぱい頑張ってもらいます」

 思い出せば、昨年はこのパターンに似た例があった。サンビスタだ。

 同じ6歳の牝馬でクラブ馬。年明けには引退の予定もあったが、充実度を考えた陣営の希望で現役生活が延長された。

 その期待にたがわず、ラストシーズンは3勝の重賞勝ちを上積みした後、暮れのチャンピオンズCでついにGⅠウイナーにまで上り詰めた。

「これから期待できますよ」

 初めてのタイトルを年明けにいきなりゲットしたウインプリメーラ。師の言葉通り、大化けすることができるのか、注目のシーズンになりそうだ。

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