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【日経新春杯】レーヴミストラル一族悲願の古馬タイトル

管理する松田博師は2月末で定年に

 念願の重賞タイトルとなったか。日経新春杯を勝ったレーヴミストラルである。

 明け4歳初戦のきのうは胸のすくような差し切り。道中は最後方から大外一気に追い込んで、2馬身差と突き抜けた。

 では、何が念願なのか。レーヴの母はレーヴドスカー。競馬ファンならご存じの通り、兄姉に活躍馬が多数の“走る血統”なのだが、その一方でアクシデントに泣かされてきたファミリーでもあった。

 7つ上の姉レーヴダムールは、2歳GⅠ阪神JFで②着。期待されたもののその後は不出走で、4歳暮れに急死。09年のGⅡ青葉賞を制した兄アプレザンレーヴも屈腱炎で早めの引退を余儀なくされ、その下のレーヴドリアンは菊花賞後に腸捻転で予後不良に。

 10年にデビュー3連勝でGⅠ阪神JFを勝ったレーヴディソールは桜花賞目前に骨折が判明。復帰後は2戦して⑪④着で引退した。そう、このファミリーで古馬となって重賞を制したのは、レーヴミストラルが初――。

 昨秋は成長をうながす意味で菊花賞をパス。これまでの経験を踏まえ、無理をしなかったことが実を結んだ勝利だったともいえる。

 ただし、今後のさらなる活躍には、クリアすべき課題も残る。

「もしかして、ボクが乗って(松田博厩舎で)重賞を勝つのは最後かも」

 レース後、川田もこう話したように、レーヴを管理する松田博師は1月29日で70歳を迎える。JRAの規定により、2月末で厩舎は定年解散。先日、活躍馬の一頭、ラストインパクトは角居厩舎への転厩が発表されたばかり。もちろん、このレーヴも転厩は必然。

果たしてマツパク師の秘蔵っ子を預かる厩舎はどこか、最大限に能力を引き出せるのか。これを乗り越えて初めて古馬GⅠタイトルが見えてくる。

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