【共同通信杯】ディーマジェスティ関東に新たなエース誕生

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勝利は決してフロックではない

 GⅢ共同通信杯を制したのは6番人気の伏兵ディーマジェスティ。

 1番人気ハートレーが⑨着、2番人気スマートオーディンが⑥着と東西の期待馬が揃って馬群に沈み、波乱の決着となった。だが、勝ち時計の千八1分47秒4は歴代4位タイで、しかも雨上がりの“稍重”でのものだから価値は非常に高い。

 道中はインの7番手で進み、4角手前では馬場に脚を取られ、反応の悪さを見せた。

 ところが、そこからが真骨頂だった。ひとたびエンジンが掛かると、追えば追うほど伸びるディープ産駒らしく、先に抜け出した②着イモータルをあっさりととらえての完勝だ。

 かつてはダイナガリバー、アイネスフウジン、ナリタブライアン、ジャングルポケットを輩出し、“クラシック登竜門”と言われた共同通信杯。近年は再びそれが脚光を浴びてきている。

 昨年は②着ドゥラメンテが春2冠を制し、14年①着イスラボニータも皐月賞馬に。12年①着ゴールドシップ、②着ディープブリランテは皐月賞、ダービー馬となっているからだ。

 もちろん、ディーマジェスティも前途洋々。時計や戦ってきた相手を考えれば、今回の勝利は決してフロックではない。

 デビュー2戦は連続②着だったが、これは激しい気性を内包しているため、陣営が競馬を覚えさせるあまり、取りこぼしたもの。それがあったからこそ、今回の勝利へとつながった。

 暮れのGⅡホープフルSはフレグモーネによる出走取消で、今回はそこから立て直してのもの。状態は「ようやく良くなってきたところ」(佐々木助手)だから、本番に向けてさらなる上積みを期待できるのは大きい。

 キンカメ産駒のGⅠ①②着馬リオンディーズ、エアスピネル、さらには先々週のGⅢきさらぎ賞で3戦3勝となったディープ産駒サトノダイヤモンドにどこまで肉薄していけるか。さらなる成長が楽しみな一頭が関東から出てきたのは、うれしい限りだ。

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