【フェブラリーS】一人勝ちM・デムーロ モーニンも乗り替わりで勝利

公開日:  更新日:

超一流の重賞スナイパーだがほかのレースでは……

 また、この男だ。

 今年最初のGⅠフェブラリーSを制したのはモーニンに騎乗したM・デムーロ。ゴールした直後から派手なガッツポーズで喜びを爆発させた。

 モーニンはこれでGⅢ根岸Sから重賞2連勝。ただ、前走の鞍上は戸崎で、その戸崎がかつてのお手馬ベストウォーリアに乗ることになり、デムーロに替わったという経緯がある。

 昨年3月にJRAのジョッキーに転身し、いきなりダイワマッジョーレでGⅢ阪急杯を制覇。そこから数えてフェブラリーSは重賞14勝目だが、特徴的なのは、そのうち乗り替わりでの勝利がナント「13」ということ。連続騎乗で勝ったのはドゥラメンテのダービーしかない、異色の“重賞ハンター”である。

 今年の重賞3勝も京都記念=サトノクラウンはルメールから、京都牝馬S=クイーンズリングはもともとお手馬だが、前走のジョッキーはシュタルケ。今回のモーニンは前記した通り、戸崎からのスイッチである。

 昨年12月の重賞4連勝もチャンピオンズC=サンビスタは岩田、チャレンジC=フルーキーは内田、朝日杯FS=リオンディーズは岩田、阪神C=ロサギガンティアは柴田善から。騎乗馬の新たな能力を引き出すことにかけては、右に出る者がいないと言っていい。

 しかし、重賞で独り勝ち状態のデムーロに気になるところがひとつ。ここ2週は重賞以外、ひとつも勝っていないのだ。

 先々週は土曜がクイーンCを含め、東京で7鞍乗って未勝利。日曜は京都で8鞍乗って〈1412〉。先頭ゴールインは京都記念だけだった。

 先週は土曜京都、日曜東京のパターンで、勝ったのは京都牝馬S、フェブラリーSの重賞2鞍のみ。GⅠ勝ちにより、獲得賞金ではルメールを抜いてトップに立ったが、勝ち鞍ではトップに4勝差の3位である。大レースには驚くほど強い半面、ほかのレースでは意外に信頼性が低い。

 今年、新馬戦では〈1227〉。1番人気に7頭乗りながら、である。

 また、古馬五百万では〈04315〉と全くアテにならない現状。こういった“ムラ”がなくなって安定感が出れば、かつての武豊超えも夢ではないのだが……。

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