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【中山記念】急仕上げでもドゥラメンテは強かった

荒々しいどころか優等生の競馬

 少頭数ながら豪華メンバーが集まったきのうの中山記念。昨年のダービー馬ドゥラメンテが早め先頭から押し切って快勝した。

 鞍上のM・デムーロは2月14日の京都記念から驚異の重賞5連勝で、自身のJRA通算500勝に花を添えている。

 まずは上々のスタートだろう。

 両前脚の骨折で休養して、ダービー以来の実戦だったドゥラメンテ。帰厩してからしばらくは、なかなか調整のピッチが上がってこなかった。

 1週前に初めてウッドから長めをビッシリと追われて、直前は堀厩舎にしては異例ともいえる水曜追い。

「走れる態勢が整ってひと安心ですね」と橋本助手が胸をなで下ろしたように、“何とか間に合った”という感じの仕上がり。当日の馬体重はプラス18キロで、今後のことを考えてお釣りを残していたのも間違いなかった。

 それでも結果を出すのだから、能力が一枚抜けていたということ。

 スタートを決めて道中は5番手から。4コーナーからまくって先頭に立ち、アンビシャスの猛追を首差しのぎ切って、先頭でゴールを駆け抜けた。

 道中はやや力んでいたが、それも許容範囲。9カ月ぶりの実戦でこのレースぶりは、名前通りの以前の荒々しさ(ドゥラメンテは荒々しいの意)を思えば、優等生にも映るほどである。

ドバイ遠征は木曜か金曜に決定

 さて、復帰戦を見事に勝利で飾り、いよいよ楽しみになったのが今後の海外遠征だ。

 レース後、サンデーレーシング代表の吉田俊介氏は「ドバイに関しては堀先生と相談して、木曜午後か金曜には出否を決めたい。出走するならシーマクラシック(GⅠ、芝二千四百十メートル)でしょう」と。

 長期休養明けをたたいて中2週での海外遠征は楽ではない。しかし、ドゥラメンテのポテンシャルと堀厩舎=M・デムーロの最強タッグなら、克服してくれるのでは。さらに、秋に見据える凱旋門賞まで――。期待が大きく膨らむ勝利だった。

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