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藤田菜七子大フィーバー 経済効果は早くも50億円!?

乗ったレースは売り上げ激増、金曜には株価まで上げた

“菜七子フィーバー”は本人はもちろん、関係者の想像をはるかに超えるものになりそうだ。

 藤田菜七子は3日の川崎競馬で同期よりもひと足先に“ひな祭りデビュー”。観客は前回の木曜開催の約2倍で、馬券の売り上げも地方の平日開催としては破格の10億6600万円強だった。

 注目の1Rは⑧着に終わったが、その後は④②⑤⑬③着と半分を掲示板に持ってきて、全国の競馬ファンを驚かせた。

 それがさらに話題を呼び、JRAデビューとなった先週の競馬でも、とにかく注目度は高いし、騎乗したレースの馬券も売れる売れる――。

 例えば、初騎乗となった土曜の中山2R。ネイチャーポイントの前3戦の単複の売り上げは概算で、単勝が順に28万、8万、29万で、複勝が48万、12万、58万円だった。

 ところが、18歳の少女が乗ると単勝が352万1400円、複勝が409万6800円に。

 その2Rの売り上げは約5億4000万円。1、3Rがともに3億6000万円台だから、早くもJRAに大きく貢献している。

 日曜の騎乗馬もそう。2Rホシノブーケの単勝は前走の8万9800円→246万9500円、複勝は14万500円→341万3200円。

 最終Rのスワンボートは14年8月の五百万勝ちを最後に障害を含めて20戦連続、掲示板に載っていない馬。ところが単勝で366万5700円、複勝は494万7700円も売れた。2走前(前走は障害戦)は単複合わせて34万程度だったのだから、「菜七子が乗る」だけで、ドーンと売り上げがアップするのだ。

 3日だけで100人以上のマスコミが取材に動き、川崎競馬場はかなり潤った。馬券はもちろんのこと、場内や近隣の食堂に人が入るし、電車の乗客も増える。夜は川崎で一杯ひっかけたり、場合によっては堀之内のソープに“GO”なんてこともあるかも。

 この土日の中山も同様だ。「経済効果」とは当人が動けば、どれほどお金が動くのか、の目安。3日の川崎と5、6日の中山だけで、“菜七子効果”は軽く10億は超えているだろう。

 それどころか、一部上場企業の株価も動いた。3日に大王製紙がelisブランドショートムービーに起用することを発表。すると翌4日、前日終値889円の株価が916円に上昇(4日の終値)し、時価総額は40億円ほど増えた。

 この先も大忙し。まずは15日(火)に高知競馬場での騎乗が決まった。現地の女性騎手、別府真衣との対戦になれば、また話題になることは必至である。さらに17日(木)はプロ野球のオープン戦、日本ハムVSソフトバンク(千葉・鎌ケ谷球場)で始球式を務める。

 高知競馬場にハルウララ並みの人を集め、鎌ケ谷球場もいっぱいに。マスコミも殺到するとなれば、経済効果は軽~く50億超えである。

 競馬界はこのブームを決して一過性で終わらせてはいけない。藤田菜七子本人がさらに技術を磨き、初勝利、2勝目と勝ち鞍を挙げれば相乗効果は計り知れない。久々の“競馬ブーム”到来まで期待したくなる。

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