【大阪杯】横山典 アンビシャスで見せた腕と意地 外国人からの乗り替わりで勝利

公開日:  更新日:

2番手でなだめて最後はグイッ

 まさにしてやったり――。GⅡ大阪杯の横山典=アンビシャスのコンビである。

 出走11頭中、5頭がGⅠウイナーだったのに対し、アンビシャスはGⅢ1勝のみ。それも3歳限定重賞で、タイトルの格だけで言えば“一枚落ち”の存在だ。

 かつて松山が2度騎乗したことはあるものの、その他はルメール、M・デムーロが手綱を取っていた馬。それでも、毎日王冠は⑥着、天皇賞・秋も⑤着と馬券圏外、今年初戦の中山記念ではドゥラメンテが相手とはいえ、ゴール前の脚色は完全に上回っていたのに②着止まりだった。気性的に難しいところがあり、今や絶大な信頼を誇る外国人ジョッキーの“トップ2”でも、昨秋以降、先頭でゴールインを果たせなかったのだ。

 それをあっさり勝たせたのは、横山典の“名人芸”に他ならない。レース後は「ゴールドシップより楽だった」と話したが、道中は力む面を見せるアンビシャスをうまくなだめて、なんと2番手追走。まさかの先行策だった。

 とはいえ、レースラップを見れば納得。キタサンブラックの武豊が絶妙な逃げでラスト3F33秒6の上がり勝負にうまく持ち込んだのだから、あの2番手のポジション取り以外では恐らく勝てなかっただろう。

 このところ外国人に押されっぱなしだった日本人ジョッキー。それを思えば、乗り替わってあっさりと勝たせた横山典の腕と意地が光った一戦でもあった。

 アンビシャスにとっても大きな1勝だ。4歳馬は6月には本賞金が半分になる。昨秋以降、勝っていなかっただけに、GⅠを狙おうにも出ること自体が厳しくなる状況だったが、しっかりと、なおかつたっぷりと賞金を上積みできたのだ。

 音無師は「今年の大目標」という秋の天皇賞へ向けて休養に入る可能性も示唆したが、とにかく人馬ともに価値ありの勝利だったのだけは間違いない。

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