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【安田記念】ロゴタイプ大物食い

3度目の騎乗で最高の結果を出した

 まさに田辺マジックだ――。

 大物食いをやってのけたロゴタイプの勝因は何といっても鞍上・田辺の好騎乗が大きい。

 スタートを決めた後、一瞬は武豊ディサイファがハナに立つシーンもあった。しかし、それをかわして先頭へ。これがまず一つ目のファインプレーだった。

 その後も好プレーは続く。ペース配分がまた絶妙で、前半3Fの入りが35秒0。一昨年に35秒1はあったが、当時は“不良”。良馬場では過去10年でも最も遅い数字だ。

 さらに、4角から直線にかけても内ラチ沿いの最短距離を通って、ラスト3Fは33秒9。外を回った馬に付け込む余地を与えなかった。

「同じ騎手が3回続けて乗れるのは大きい」

 戦前にそう話していたのは管理する田中剛師。こちらは初コンビだったモーリス=T・ベリーとは対照的に、中山記念、ダービー卿CTとまたがって使える脚も頭に入っていた。だからこそ“勝負乗り”で結果を出すことができたのだろう。

 それにしても人気薄の田辺は怖い。思えばGⅠ初制覇は14年のフェブラリーS。コパノリッキーで先行抜け出しを決めて単勝は272・1倍でファンをアッと言わせた。

 この安田記念を含めて重賞勝ちは20を数えることになったが、1番人気でのVはわずかに2回。半数以上の11回が4番人気以下でのものだ。

 大舞台で人気薄の田辺は、今後もますます目が離せない

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