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【エプソムC】ルージュバック牡馬を一蹴

大外枠の不利など関係なし

 これまでの鬱憤を晴らす快勝劇――。

 GⅢエプソムCは4歳牝馬ルージュバックが1番人気に応えて、うれしい重賞2勝目を飾った。

 実に1年4カ月ぶりの美酒だけに、飢えていたと言っても過言じゃないが、昨春からは歯車が狂い続けていた。

 桜花賞はスローペースに泣かされ、オークスは惜敗の②着。夏は熱発により札幌記念→凱旋門賞のプランも白紙となり、秋華賞は自重。また、確勝を期して出走した今年初戦の中山牝馬Sは落鉄で②着だったし、前走のヴィクトリアMも距離不足で⑤着……。「ようやく力を証明できたかな」と大竹師が笑みをこぼすのも無理はない。

 この日は圧倒的不利な大外枠をモノともせず、馬場の真ん中から上がり3F32秒8の末脚で力強く抜け出してきた。牡馬相手でも力が一枚も二枚も上の競馬。ラスト1Fは手前を替えて、最後は手綱を緩ませながらも推定10秒9という極上の瞬発力。久しぶりに“この馬らしさ”を見せたからだ。

「今回は久しぶりにハミをグイグイと一歩ずつ取っていった」という戸崎は、ゴール直前に珍しく右手でガッツポーズ。鞍上はデビュー戦から高い素質を感じて「特別な馬」と位置付けていながら、なかなか勝利に導くことができずに苦悩していたひとり。うれしさもひとしおだろう。

 夏番組を迎えて、賞金が半分になった4歳馬。「今後の選択肢が広がった」と陣営はこの勝利の意味の大きさを噛みしめている。

「次走は未定」だが、夏の札幌記念か、それとも牝馬路線か。

秋は天皇賞に行っても面白い!?

 いや、最も見たいのは天皇賞・秋への挑戦だ。左回りでのダイナミックな走りは強豪牡馬相手にも通用するだけのもの。10年ブエナビスタ以来の勝利だって期待できる。

 いずれにしろ、復活ののろしを上げたルージュバック。今後の活躍が楽しみなのは間違いない。

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