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【ベルモントS】③着善戦で気になるラニの今後

 日本馬としては初めて米3冠にフル参戦したラニ。ケンタッキーダービー⑨着、プリークネスS⑤着後の最終戦、ベルモントS(ダ二千四百メートル)は勝ったクリエイターから1馬身半差の③着に健闘した。

 相変わらず反応の鈍さや鞍上に反抗する面を見せたが、これで3月のUAEダービーから始まった長い“旅”も終了。今後は久々に帰国することになるが、遠征が長期にわたったため、今後は検疫と着地検査に3カ月以上要する。次は秋まで出走できない。

 この間に疲れを癒やすことになるが、残念なのはラニのようなダートの長丁場が合う馬にとって、日本になかなか適鞍がないことだ。

 JRAの重賞で最も長いのは昨秋、兄アウォーディーが勝った二千メートルのシリウスS。かつてはJCダート、東海Sが二千百メートル以上で行われていたが、今では距離が短縮されている。

 地方交流重賞に目を移しても長距離といえるのは1月の川崎記念(二千百メートル)と、3月の船橋・交流GⅡダイオライト記念(二千四百メートル)ぐらいだ。兄は千八をこなしているだけに、次にラニに求められるのは距離の融通性、そして気性面の成長だ。

 あるいは再び、適鞍を求めて長期の海外ツアーが始まるかも。実際、松永幹師も「また海外のレースにチャレンジしてみたいです」。まだまだ先に楽しみはある。

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