【ラジオNIKKEI賞】快調 戸崎 年間200勝ペース

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ゼーヴィントの切れ味引き出す

「まだまだミスも多いですし、もっともっと勝ちたいです」

 勝利騎手インタビューでこう答えたのは戸崎。GⅢラジオNIKKEI賞を1番人気ゼーヴィントで制して、これで早くも今年のJRA99勝目となったからだ。

 地方からの転入した13年が3月からの参戦で113勝(全国5位)。翌14年から146勝、130勝と2年連続で全国リーディングを獲得して、名実ともに「JRAトップジョッキー」の称号を手にしている。

 それでも現状では満足せず、「今年はあの2人がいるからこそ、何としてもリーディングを取りたい」と高いモチベーションで臨んでいる。その原動力となっているのが通年で騎乗しているM・デムーロとルメール。彼らからいい刺激を受けているのは間違いない。

「取りこぼしを少なくする」「ひとつひとつ丁寧に乗る」と心掛け、年初の1月5日こそ勝てなかったものの、その後はコンスタントに勝ち星を重ねている。来週に年間100勝到達となれば、14年の9月6日を塗り替える自身最速。このペースならキャリアハイはもちろん、03~05年の武豊以来となる年間200勝だって夢じゃない。

 とはいえ、ここまで順風満帆ではなかったのも確か。

 5月1日の騎乗の際、直線で馬が故障してしまい、落馬するアクシデント。その時に右肩を痛打して、以降はテーピングで固めて、痛み止めを使用。騎乗数をセーブし、ムチだけでまともに追えない状態もあったという。

 だが、翌週からの重賞はGⅠヴィクトリアM勝ちを含め、わずか6週間で①⑪②①②⑥⑧②①着と神懸かり的なパフォーマンスを披露してきた。

「プロフェッショナルですか? いや、本当の一流プロなら休んでいますよ。ボクではまだまだ休んでられないですから」と戸崎は謙遜するが、その心意気、そして現実に結果を残しながらトップを突っ走っている。

 しかも今年は全ジョッキーで最多の502鞍も騎乗しながら、ここまで“制裁点ゼロ!”というのがプロフェッショナルたるゆえんだろう。

 どこまで数字を伸ばすのか。そして、どこまで中身を充実させるか。戸崎圭太の今後から目が離せない。

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