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【札幌記念】ネオリアリズム逃げ切る

ルメールさすがの勝負勘

 札幌記念は堀厩舎2頭のワンツーフィニッシュ! しかし、勝ったのは断然人気のモーリスではなく、伏兵ネオリアリズムの方だった。

 スタートを決め、馬の気に任せてスッとハナに立った。道中はマイペースを保っているようにも見えたが、前半5F通過は59秒9。水分を含んだ馬場状態を考えれば、かなり速いペースである。

 それなのに、直線に入っても最後まで脚色が衰えることはなく、モーリスらの追撃をしのぎ切って、うれしい重賞初制覇となった。

 波乱の立役者となったルメールの大物食いは、今に始まったことではない。

 真っ先に思い浮かぶのは05年の有馬記念だ。ハーツクライに騎乗し、積極策で、あのディープインパクトに初めて土をつけた。記憶に新しいところでは、昨年のGⅡ大阪杯=ラキシス(4人)でダービー馬キズナを、GⅡローズS=タッチングスピーチ(7人)で、後の2冠牝馬ミッキークイーンを撃破。今回のネオにしても、鞍上の好判断や勝負強さが光った一戦だ。

 それと、もうひとつ、堀厩舎の底力にはあらためて驚かされた。

 今年は2冠馬ドゥラメンテの電撃引退があったものの、現役のオープン馬は9頭。そのうち重賞ウイナーは北九州記念を制したバクシンテイオーも含めて計7頭。層の厚さは東西随一といえる。

 ②着に敗れたモーリスも“負けて強し”だ。

 外枠から外を回る展開だったが、安田記念のように力むシーンはなく、スムーズに折り合った。直線の鬼気迫る追い上げは、さすが国際GⅠ馬といったところ。

 オーナーサイドは明言を避けたものの、天皇賞・秋に向けての試走としては十分に合格点を与えられるのではないか。

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