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トップジョッキー五者五様 【M・デムーロ】

モレイラの存在と弟の来日が強い刺激に

 やはり、この男は大舞台に強かった。ワールドオールスタージョッキーズに優勝したM・デムーロである。

 土曜の第2戦は“D”ランクで11番人気のフェスティヴイェルで勝利。この時点で40点を獲得して、武豊と並んでトップに立った。

 そして迎えた日曜の第3戦。1番人気は武豊イッテツだったが、これをゴール前できっちりとらえたのがミルコのクリノハッチャン。この時点で優勝候補は2人だけに絞られた。

 ただ、ミルコは第4戦に“A”ランクのロッカフラベイビーを残しており、圧倒的に有利な状況だった。

 最終戦で武豊は好位のイン3、4番手で逆転をうかがったが、直線で力尽きて⑪着。ミルコは⑤着止まりでも、2位に19ポイント差をつけて圧勝だった。

 WASJ第1、3戦の2勝で“日本の”トップとして大きくアピールしたのは、「去年、楽勝された」モレイラへのリベンジと、弟C・デムーロの来日も刺激になったはずだ。

 日本でも桜花賞制覇の実績がある弟は、今年になってフランスで大きく頭角を現した。お手馬の3歳牝馬ラクレッソニエールは8戦8勝で、凱旋門賞の有力馬になっているほどで、ミルコにとっては、もはや弟というよりも“ライバル”的な存在に。それだけにここは「負けられない」戦いだったのだ。

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