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【GⅢ新潟記念】アデイインザライフ秋の盾伏兵に浮上

後方から直線では矢のような伸び

 夏競馬を締めくくったのは遅れてきた大物――新潟記念はアデイインザライフが大外一気に差し切って、待望の重賞初制覇を決めた。

 3歳時は新馬勝ち直後に臨んだ京成杯で③着すると、弥生賞でもトゥザワールド、ワンアンドオンリーに続く③着に好走。高い素質を示していたものの、その後は体調が整わなかったりで、休養を挟みながらじっくりと使われてきた。

 4歳の昨年は定年解散した鈴木康厩舎から萩原厩舎に転厩。わずか3戦のみと無理をさせなかったことが、今年に入って実を結んだ。

 一千万→準オープンと連勝でオープン入りを果たすと、そこで再充電。5カ月ぶりで挑んだ重賞でいきなり結果を出してみせた。

 道中はじわっと下げて折り合い重視でブービーを追走。最終週の馬場でメイショウナルトが前半5F58秒5で飛ばし、上がりは3F35秒1と新潟にしてはかなりタフな展開だった。

 直線は荒れた内めを避けて外ラチ沿いの攻防。JRA全10場重賞制覇がかかっていた横山典に大外まで導かれ、上がり3F32秒7の強烈な決め手で馬群をひと飲み。内の1番人気アルバートドックを4分の3馬身抑えて先頭ゴールを決めた。

 ②着馬を含めてライバルの多くが順調にサマーシリーズを使われていたのに対し、こちらは前記の通り休み明け。しかも560キロの超大型馬だ。それでいて、これだけのパフォーマンスで完勝するのだから、GⅢのハンデ戦レベルでは役者が一枚も二枚も違っていたということだ。

 今年はこれで3戦3勝と完全に本格化。雄大な馬体でたたいて良化の余地も十分に残しているだけに、この秋の活躍が大いに期待できる。

 ちょっと気の早い話だが、同じ二千メートル、直線の長い東京で行われる秋の天皇賞でも侮れない存在になりそうだ。

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