【スプリンターズS】猫の目路線制した 二刀流レッドファルクス

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M・デムーロさすがの勝負勘

 秋GⅠシリーズの開幕戦、スプリンターズSを制したのはM・デムーロ鞍上のレッドファルクスだった。

 終わってみれば大一番はやっぱりデムーロといったところか。スタート後、レッドにしては出して行きながら、プレッシャーを受けずに外めをスムーズに追走。4角手前からワンテンポ早く押し上げていく形を取った。結果的に先行勢が残る展開だったから、この一連の乗り方は大正解。ゴールで測ったように頭差だけ出ていたところが、さすがは勝負強いデムーロである。

 もちろん、鞍上の好騎乗、さらに馬自身が力をつけていることもあるとはいえ、この結果は今の短距離界のレベルも示しているか。とにかく、混戦が続いているのがこの路線だ。

 昨年からの混合重賞を振り返ってみると、スプリンターズS前まで合計18鞍の千二芝重賞があって、勝ち馬は実に17頭。2勝を挙げているのはビッグアーサーだけという“猫の目”路線。そう、抜けた存在がなく、どの馬にもチャンスがある組み合わせだった。

 思えばレッドはオープンの芝で勝ったのは前走のCBC賞が初めて。ダートでも4勝を挙げている“二刀流”だ。血統も父がスウェプトオーヴァーボードで、米国産のパワー型。生粋のスピード型、芝スプリンターというイメージがあった馬ではない。

 それでもレース展開や乗り方ひとつで勝つことができるのが今のスプリント界。負けた相手に言い訳もさせなかったロードカナロアのような、絶対君主の登場はいつになるのだろうか。

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