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【秋華賞】福永ヴィブロス快勝

姉ヴィルシーナと自身の〝リベンジ〟果たす

 京都で行われた3歳牝馬のラスト1冠、GⅠ秋華賞を制したのは福永ヴィブロス――。

 鞍上の福永にとってはまさにリベンジなったというところだろう。

 秋華賞は秋のGⅠシリーズ2戦目。その初っぱなのGⅠスプリンターズで断トツの1番人気に推されていたのが福永だった。

 手綱を取ったビッグアーサーは単勝1・8倍。勝たなくてはいけない騎乗馬にまたがりながら、直線では進路がなく、インに切り替えた1F過ぎにはつまずいて“万事休す”。考えられる最悪の展開になってしまった結果、⑫着に大敗。レース後には「最悪の騎乗。申し訳ないです」との言葉も聞かれたほどだった。


 そんなGⅠ初戦とは対照的な騎乗だったのが、このヴィブロスだ。

 道中は中団の外めでプレッシャーを受けない位置につけ、スムーズに走らせていた。前半5F通過が59秒9と決して速くなかったことを思えば、ライバルのビッシュより1列前での競馬は理想的な頭脳プレーといえる。

 直線もスムーズに外へ持ち出し、先に抜け出したパールコードを余裕しゃくしゃくでとらえてのフィニッシュだった。前走の紫苑Sでは勝負どころでバテた馬が下がってきて、大きく立て直す不利。ビッシュに後れを取っていたが、そのリベンジも同時に果たす満点パフォーマンスだった。

 また、ヴィブロスの姉はヴィルシーナ。古馬になってからの13、14年にヴィクトリアマイルでのGⅠ勝ちはあるものの、同世代にいたのがあの女傑ジェンティルドンナ。桜花賞、オークスでは完敗に終わり、必勝を期した秋華賞では頭の上げ下げで、ゴールでは7センチの鼻差負け。結局、3歳時はGⅠに手が届かなかった。

 その姉の無念も同時に晴らすことができたということ。さまざまな“リベンジ”がかなったのが、今年の3歳牝馬ラスト1冠だった。

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