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【天皇賞】エイシンヒカリ「優等生すぎた」(武豊)

自身初の連敗

 快勝のモーリスとは対照的に“?”のつく敗戦になってしまったのが2番人気のエイシンヒカリだった。

 絶好の1番枠からハナに立つ競馬。道中で外から昨年の覇者ラブリーデイにマークされたが、流れは理想的になった。

 前半3Fは36秒9、5F通過は60秒8。これらの数字は過去10年で最も遅いものだ。前日の土曜が昼すぎまで稍重で、パンパンの良ではなかったにしても、相当に緩い流れをつくりだしていた。

「折り合いは、つきすぎるくらいついてました」

 そう話したのは武豊。だが、直線では追えども追えども伸びるシーンはなく、無抵抗のままで⑫着と大敗した。

 勝つ時は鮮やか、負ける時はあっさり……は逃げ馬の宿命だが、これでエイシンは前走の英GⅠプリンス・オブ・ウェールズSに続いての敗戦。デビュー以来、初めて連敗を喫したことはファンにとって多少、気掛かりになってくる。

 ただ、これまでを振り返れば、初のオープン勝ちだったアイルランドTは同じ東京二千で前半5F58秒2での逃げ切り。昨年6月のエプソムC、10月の毎日王冠とJRAでの重賞2勝も前半5F59秒台での逃走V。きのうはスローすぎた感もある。

「昨年(の天皇賞)はエキサイトしすぎ。今回は優等生すぎました」との言葉も、レース後の武豊からは聞かれた。

 今後は“ラストラン”となる香港カップで連覇を狙う。昨年とローテーションも同じだ。

 絶対王者モーリスと再び顔を合わせることが濃厚だが、本来のよどみのないスタイルでの“ガチンコ”対決で、巻き返しを期待してみたい。

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