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【東海S】4歳グレンツェント勝利の持つ意味

あのホッコータルマエでも……

 中京で行われたダートのGⅡ東海Sはグレンツェントがあっさり抜け出して、重賞2勝目を飾った。

 道中は中団の外めで、もまれないポジション取り。スローで位置取りとしては展開利のない中、勝負どころから自力で進出し、ゴール前で「余裕があった」と横山典が話したように危なげのない勝利だった。形としては1番人気らしい主役の取り口。グレンツェントの強さだけが目立ったレースでもあった。

 この馬は明け4歳。世代レベルの高さは「芝だけでなく、ダートでも」をさらに証明したということになるか。

 かつて東海Sは5月に行われていたが、13年にリニューアルしてこの時季に変更。GⅠフェブラリーSのステップレースという位置付けになっている。そのため、GⅠを目指す実績あるベテランの出走が多く、4歳馬は苦戦傾向に。13年以降は勝ち馬どころか、連対馬すらなかった。

 一昨年、オープン勝ちや、みやこS②着があったランウェイワルツは歯が立たず、14年はレパードS②着馬サトノプリンシパルが⑤着止まり。さらに13年はのちに地方交流を含めてGⅠを10勝したあのホッコータルマエでさえ、③着が精いっぱいだった。

 ところがグレンツェントはダート重賞勝ちのある古馬6頭を撃破したのだから、この勝利の意義は大きい。ちなみに、前記ホッコーは、その直後から連勝街道を続けて、4歳春はかしわ記念、帝王賞とGⅠをブッコ抜いていった。

 この後は「体調を見つつ、(フェブラリーSを)視野に入れて考えます」と加藤征師。まだ、先は流動的だが、グレンツェントにとってのシーズンが前途洋々になったことだけは間違いない。

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