【GⅢ東京新聞杯】単勝1・8倍で③着 展開に泣いたエアスピネル

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賞金を加算できなかったのが痛い

 東京新聞杯は展開が全て――。そう言ってもおかしくない結果だ。

 M・デムーロ鞍上のブラックスピネルが逃げ切って重賞初V。単勝1・8倍の断然人気に推されたエアスピネルは0秒1差③着に敗れた。

 10頭立ての少頭数で何がなんでもの逃げ馬は不在。スローペースになることは予想されたが、まさかここまでとは……。

 2番枠から好スタートを切ったブラックスピネルが、そのまま主張。デビュー以来、初めてハナを切る予想外の競馬に、レース後の音無師も「ある程度、前でとは言ってたけど、まさか逃げるとは思わなかった」と口にしたほど。道中は全くペースが上がらずに前半3~5F通過は37秒2―49秒8―62秒2。芝のマイル重賞とは思えないような超スローで流れた。

 そんな中、エアスピネルは5番手で追走。直線に向くまでポジションを守り通して、外に進路を取った。

「先のことを考えたら、動きたくなかった」(武豊騎手)

「先のことを考えたら、動きたくなかった」と武豊。京都金杯では道中で折り合いを欠くシーンもあっただけに、我慢を覚えさせる必要はある。人気を背負っていたとはいえ、強引な競馬はできなかったということ。

 結局、逃げたブラックスピネルが上がり32秒7でまとめて先頭ゴール。これでは後続は手も足も出ない。究極の瞬発力勝負が繰り広げられた②着争いは、プロディガルサンが上がり32秒0をマークして、32秒3のエアに競り勝った。

 決着タイムは1分34秒9で、実に10頭中7頭までが上がり32秒台をマーク。記録的な価値は見いだしづらい。それでも、デビュー戦以来のマイルでキラリと光る切れ味を見せたプロディガルサンあたりは収穫があったか。

 一方、エアは敗因を展開に求められるだけに、そう評価を下げる必要はないだろう。ただし、③着で賞金加算ができなかった点が、今後に響かなければいいのだが。

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