【フェブラリーS】外からねじ伏せたゴールドドリーム

公開日:

天国へ旅立った父からスターが続々と誕生

 先週土曜に大動脈破裂のため、18歳で急逝してしまった名種牡馬ゴールドアリュール。日曜はその弔いの一日となった。

 注目のフェブラリーSを制したのはその産駒、ゴールドドリーム。暮れのGⅠチャンピオンズCでは2番人気の評価を集めていたものの、「集中してなくて出遅れてしまった」とM・デムーロ。チグハグな競馬で⑫着と結果を出せなかったが、今回のフェブラリーSは違った。

 スタートを決めて、前半はスムーズに流れに乗ってしっかり脚がたまった。だからこそ、直線はイメージ通りに伸びる。

 外から余裕十分に先団に取りつくと、ラスト1Fでは先頭へ。ゴール前は「物見をしてしまって」とデムーロが話したように、フワッとして内からベストウォーリアに並び掛けられたものの、再度、ねじ伏せるように伸びて首差競り勝ち。暮れの鬱憤を晴らしてみせた。

 これが明け4歳で自身にとっての初GⅠタイトル。新世代のダート王誕生ともいえるが、残す課題は場所が替わっても結果を出せることができるか、だろう。新馬、五百万は千八での勝利だったが、オープン昇格後の勝ち鞍はヒヤシンスS、ユニコーンS、そしてこのフェブラリーSと全て東京千六ダート。つまり、ワンターンの競馬だ。

課題は東京マイル〝以外〟のコース

 その一方、コーナー4つのコースではオープン入り後は、まだ勝っていない。「性格が悪い馬(笑い)」と話す通り、気性面での成長がさらにあれば、真のダートチャンピオンになる可能性も大きくなるだろう。

 また、デムーロもいよいよ“確変モード”に入ったか。年明けは成績が上がらない時期もあったが、3週前はGⅢ東京新聞杯を逃げ切り、その翌週はマカヒキを負かしたGⅡ京都記念を含めて6勝の固め打ち。そして先週はフェブラリーS勝ちなど5勝を挙げて、現時点21勝。リーディングトップに立った。

 昨年は京都記念VからフェブラリーS勝ちなどを含めて重賞騎乗機会5連勝、7連続連対があったデムーロ。勢いに乗ると手がつけられないイタリアンに、今週以降も要注目だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の競馬記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    女が嫌いな女3位 伊藤綾子が暗示する“におわせメッセージ”

  2. 2

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  3. 3

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  4. 4

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  5. 5

    ファン心配…築地「吉野家1号店」営業終了で店長はどこへ

  6. 6

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  7. 7

    メジャーGMも視察 加熱する菊池雄星争奪戦“禁じ手”の恐れ

  8. 8

    「言論の自由がない」D.スペクターさん東京五輪狂騒に苦言

  9. 9

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  10. 10

    沖縄県知事選で“黒歴史”隠し 佐喜真候補にもう一つの疑惑

もっと見る