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【中山記念】ネオリアリズムの充実は本物デムーロ4週連続重賞制覇

ディープ産駒スローの瞬発力勝負にも沈黙いまだに重賞勝ちはゼロ

 豪華なメンバーが集まった中山記念を勝ったのはネオリアリズム。好位から直線で力強く抜け出してきた。

 レースの流れはかなり特殊といっていい。前半3~4Fは37秒4―50秒3と遅かったが、5F目からは一気にペースアップ。11秒1―11秒6―11秒6―11秒3―11秒7と速いラップが刻まれ、1番人気に支持されたアンビシャスらディープ産駒が得意とする瞬発力勝負に。しかし、末脚は不発――。最先着だったアンビシャスで④着、ヴィブロスが⑤着、ドバイターフ連覇を狙うリアルスティールは⑧着に沈む結果となり、これだけのラインアップでも今年の重賞初Vは持ち越しになってしまった。
 もともと“先行有利”がセオリーの中山千八では持ち味が生きなかったのかもしれないが……。

 さて、話を勝ったネオに戻そう。3走前の札幌記念でハナを切り、国内外のGⅠ6勝を挙げたモーリスを完封。そこで、先行するスタイルが確立された。

 そして今回。最内枠をゲットし、スタート後は迷わず前へ。道中はM・デムーロが手綱を短く持って行きたがるそぶりを見せていたものの、途中からペースが速くなってリズムを取り戻す。4コーナーで手が動くと、力強く坂を駆け上がってゴール。またもや強敵を撃破した。

 海外遠征から一息入って、馬体重は499キロ→514キロにまで回復。これも勝因のひとつではないか。

 さらに、デムーロの手綱さばきも見逃せない。2月5日のGⅢ東京新聞杯から4週連続重賞制覇を達成。しかも、先週は土曜阪神のGⅢアーリントンCも勝ち、“土日ダブル”をやってのけた。

 中山記念は今年からGⅠに昇格した大阪杯の前哨戦となり、近年ではドバイ競走など海外レースのステップとしても重要な役割を果たしている。ネオリアリズムの次走は未定だが、ますます目が離せない存在になってきた。

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