【阪急杯】今の短距離路線は何でもアリ7歳にして重賞初挑戦トーキングドラム大駆け

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シュウジは掛かって大敗

 阪急杯は超のつく大荒れだった。勝ったのは7歳馬トーキングドラムで②着は6歳馬ヒルノデイバロー。③着は8歳馬ナガラオリオンと“オジサン”連中が上位独占を決めた。

「直線は1頭分だけあいた内へ」

 レース後にそう話したのは鞍上の幸。開幕週で有利になるのは当然、インコースだ。2番スタートから枠なりでロスなく立ち回り、脚をしっかりためることができた。だからこそ、狭いスペースでも一気に突き抜けられた。最後はヒルノデイバローの追撃を頭差だけ封じ込めて、重賞初挑戦での勝利だった。

 逆に案外だったのが単勝1・6倍の1番人気を集めていた“短距離界のスター候補生”4歳馬シュウジだ。道中は3番手で流れに乗っていたように思えたが、結局、伸びを欠いてしまった。

「テンションが高かった。イレ込みがひどかったですね」と川田は話したが、それでも⑧着は負け過ぎの印象も。

 これではっきりしたのは今の短距離路線は王者不在で“何でもあり”ということ。この日のトーキングドラムのように、7歳の重賞初挑戦でもうまく乗りさえすれば、勝ててしまうのが今のレベルともいえるだろう。

 ましてや、昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルは今年に入って電撃引退。さらに昨年の高松宮記念馬ビッグアーサーは脚部不安を発症し、シルクロードSの勝ち馬ダンスディレクターは骨折。トーキングドラム自身もこの後は放牧に……。

 3月26日に行われる高松宮記念はいよいよ混戦に拍車がかかってきた。本番は力量以上に、枠、展開、さらに馬場状態など、ちょっとしたことを味方につけた馬の大駆けがありそうだ。

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