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【弥生賞】主役に名乗りカデナ 戴冠への課題

ディープ産駒今年初重賞勝ち

 鮮やか過ぎる差し切りだった。弥生賞を勝ったカデナだ。

 11番枠スタートから道中は枠なりで中団の外めを追走。向正面でコマノインパルスが外からかぶせてきた時に、一瞬、力む面があったが、許容範囲内のもの。

 その後はお手本通りに少しずつポジションを上げて4角へ。そこまでにしっかり脚がたまっていたからこそ、直線は手応え通りに鋭伸。逃げた②着マイスタイルをゴール前でしっかりとらえて、今年のディープ産駒の重賞初Vとなった。

 これでトライアルを1番人気で堂々の勝利。もちろん、牡馬クラシック主役の一頭にのし上がった形だが、残る課題も見える。

 カデナが経験している競馬のほとんどが緩い流れで、この弥生賞も5F通過が63秒2。過去10年では重馬場だった09年に次いで遅いほど、良馬場では抜けて“ドスロー”だった。これはディープ産駒にとって待ってましたの瞬発力勝負。そう、デビューから得意の流れを味方に結果を出してきているということだ。
 ちなみに昨年は弥生賞の5F通過が59秒5で、皐月賞も58秒4のハイラップ。もちろん、今年も各馬が勝負をかけてくる本番では流れも違ってくるだろう。

 さらに未勝利勝ち時は16頭立てだったものの、その他は落ち着いた頭数で、きのうも12頭立てにすぎなかった。これなら強気で外を回す競馬もできるが、フルゲート18頭だ。当然、さばきやすさが違ってくる。

「本番はこういう大ざっぱな競馬では難しい」

 レース後にそう語ったように、福永も課題は百も承知。クラシック制覇に向けて、いかに対応力を高められるかがポイントになる。

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