【フィリーズレビュー】レースレコードで3連勝カラクレナイ 無敗の女王にどこまで迫れる?

公開日:

ロゴタイプを思わせる上昇度は魅力だが……

 阪神で行われた桜花賞トライアル、GⅡフィリーズレビューを制したのはM・デムーロ鞍上のカラクレナイだった。

 桜トライアル本流組といえばチューリップ賞。今年もその前哨戦を完勝して4戦4勝の女王ソウルスターリングが中心となるのは間違いない。

 対して、近年は本番へつながらない傾向があるのがこのフィリーズレビュー。00年以降の勝ち馬を見ても、本番を制したのは05年ラインクラフトしかいない。

 だが、そんな傾向を破ってしまうかも――。そう思わせるほど鮮やかに差し切ったのがこのカラクレナイ。前半は後方に待機し、直線では一完歩ごとに矢のような伸び。最後は早め先頭から押し切りを狙った1番人気レーヌミノルを余裕たっぷりの脚色で差し切ったのだから“強い”のひと言。

 記録面でも強調できるだろう。走破時計の千四1分21秒0は前身の4歳牝馬特別も含めてのレースレコード。ちなみに、これまでの最速が前記した05年ラインクラフトがマークした1分21秒2でもある。

 思えば同じローエングリンを父に持ち、皐月賞制覇を成し遂げたのはロゴタイプ。使い出してから上昇カーブを描き、3歳春にテッペンを取った血筋という魅力もある。実際、レース後の松下師も成長を口にしていた。

「パドックでも落ち着きがあって体に幅も出ていた。1F延びても克服できるでしょう」

 ただ、この鮮やかな勝利を演出したM・デムーロは本番で、クイーンC勝ちのアドマイヤミヤビが先約。使える脚が頭に入っている強い味方がいなくなり、新たな乗り役探しという宿題は残るものの、それを差し引いても間違いなく好素材。本番でどこまで2歳女王に迫れるのか。今年はフィリーズレビューからも楽しみな馬が出てきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の競馬記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悪いのは告発女性? バナナ日村「淫行」同情論への違和感

  2. 2

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<上>

  3. 3

    安倍首相が怯える 近畿財務局“森友キーマン”証人尋問Xデー

  4. 4

    19歳ガングロで起業し注目「ギャル社長」藤田志穂さんは今

  5. 5

    台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

  6. 6

    高校68本塁打 早実野村プロ入り決意の裏にソフトB王会長

  7. 7

    大坂なおみが目指すWTAファイナル “超VIP待遇”の仰天全貌

  8. 8

    「黄昏流星群」も フジドラマ放送前に打ち上げ続々のワケ

  9. 9

    突然の引退劇…貴乃花親方“お涙頂戴会見”のウソ八百<下>

  10. 10

    “猫の目”打線にも順応 ソフトB中村は打順を選ばぬ仕事人

もっと見る