【大阪杯】強い!強い!キタサンブラック春3冠なるか

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「いい仕事ができましたね」

 レース後にそう話したのはGⅠ昇格初っパナの大阪杯をキタサンブラックで制した武豊。その言葉通りに完璧なV内容で今年初戦を飾った。

 大方の予想通りマルターズアポジーが逃げて1角は4番手の入りで、向正面は3番手での競馬。道中は淡々と流れ、キタサンに動きがあったのは勝負どころの三分三厘から。武豊は後続の動きを確認すると、4角手前から早々と自力で進出する形を取った。

「普通の馬なら仕掛けが早いんですが、この馬なら大丈夫だと思って乗りました」

 脚力を完全に把握しているからこその自信満々の騎乗。それにキタサン自身もしっかり応えた。残り300メートル付近で先頭に立つと、終始、マークしていた②着ステファノスが迫ってきても追いつかれる気配は一切なし。危なげなく、初代チャンピオンに輝いた。

秋の偉業達成は過去2頭のみ

 さて、年度代表馬らしい強い走りの後だけに、天皇賞→宝塚記念と続く「春の古馬3冠」で2億円のボーナス獲得に期待がかかる。

 時期は違うものの、過去に天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念と「秋の古馬3冠」を達成したのは00年テイエムオペラオー、04年ゼンノロブロイの2頭のみ。スペシャルウィーク(99年①①②着)、シンボリクリスエス(02、03年ともに①③①着)といった名馬でも2勝止まり。極限の戦いになるGⅠに体調を整えてフル参戦するだけでも大したもの。なおかつ、全てで結果を出すということは、歴史的名馬でも至難の業だ。

 春の王道は約3カ月弱で、秋3冠よりも少し期間は長いものの、次の天皇賞はマラソンレースの三千二百メートル。そして最後の宝塚記念は6月25日。暑い夏にさしかかり、条件、時期は厳しい。

 今回のキタサンは年度代表馬として恥ずかしい競馬はできないだけに、坂路3本乗りも取り入れ、陣営もきっちり仕上げてきた。残る天皇賞、宝塚記念まで反動なく、きっちり結果を出せるのか。それを成し遂げれば、間違いなく歴史的なスーパーホースとなる。

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