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【GⅠ桜花賞】人気ガタ落ちレーヌミノル激走の要因

速い流れへの対応力

「今年はいい仕事ができました」

 桜花賞をレーヌミノルで制した池添の言葉だ。

 昨年は2番人気のシンハライトでわずか2センチ差に泣いて②着。今年はテン乗りの不利をモノともせず、単勝4080円、8番人気馬で大仕事をやってのけた。

 そんな人気薄馬だが、走れる要因はいくつかあったということ。

 戦前までレーヌの評価は「マイルに一抹の不安がある短距離馬」。唯一の重賞勝ちも千二の小倉2歳Sで、トライアルも千四のフィリーズレビューをチョイスしていた。

 短距離で成績を挙げていたということは、つまり速いラップで消耗戦への“慣れ”があったということ。今年はカワキタエンカが飛ばす展開で5F通過は58秒3。良馬場の昨年が59秒1だから、“稍重”でこの数字は2番手以下のグループでも相当に速い。

 結果、ラスト3Fは36秒2。まだまだ経験も浅い3歳牝馬には酷でタフな展開だったが、レーヌには短距離戦で培ってきた対応力が備わっていたのだ。

稍重が合う血筋

 しかも、父はダイワメジャーで、母の父はタイキシャトル。スピードがあると同時にパワーも兼ね備えている血筋で、馬場が味方したのも間違いない。

 さらに今年はソウルスターリングに人気が集中した。こういう場合、実力以上に人気を落とす馬も出てくる。

 レーヌはまさにそれ。昨年の阪神ジュベナイルFでは3番人気で③着。フィリーズレビューにしても1番人気で②着したにもかかわらず、本番での評価はガタ落ちだった。

池添の勝負乗り

 だからこそ、池添は気楽に乗れたのか「後ろは気にしないで、自分の競馬をしただけ」。有力馬を待つこともなく、ハイラップも“お構いなし”とばかりの強気の騎乗で残り1Fでは先頭に。それが結果的にレーヌの底力を引き出したのだ。

 今後は「ジョッキーと相談して決めます」とは本田師。オークスで二千四百に挑むのか、それともNHKマイルCに出走するのか未定だが、今度はノーマークというわけにはいかない。そこで果たしてどういう競馬をするのか、注目したい。

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