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【マイラーズC】2年半ぶりの美酒イスラボニータ

陣営の執念実る

 皐月賞馬が実に2年7カ月ぶりの美酒――。胸を張って、安田記念取りへ前進を決めた。

 日曜京都のGⅡマイラーズCは2番人気の6歳馬イスラボニータが、まさに“経験の違い”を見せつける快勝劇だった。

 大外枠スタートながらも早々とラチ沿いを確保し、道中は5、6番手の内から。直線では外側へ持ち出す際、苦しい場面もあったが、唯一のGⅠ馬らしい底力で②着以下をねじ伏せた。

 抜け出してから気を抜く癖を見せず、しかも、他馬より1キロ斤量を背負い、上がり3F32秒9の末脚。勝ち時計の千六1分32秒2も過去10年で2番目タイと速い。

 さらに今回は2月10日に帰厩してウッドで長短15本の時計を出し、「もう②③着はいらない」(栗田博師)という陣営の執念も実った。

安田記念の主役になれるか

 次は安田記念。これまでマイルGⅠは、マイルCSで③②着、安田記念で⑤着と涙をのんできた経緯がある。昨年は千八や二千を使ったが、今年はマイルにこだわった使い方で、頂点取りへと挑む。その後押しというわけではないが、今年の状況は、これまで以上に“ビッグチャンス到来”を思わせる。

 後塵を拝してきたモーリス、ミッキーアイルと目の上のタンコブだった強敵が相次いで引退。最強世代と言われてきた現4歳勢も今回、エアスピネルが②着、ブラックスピネルも④着と撃破してみせた。未対戦の新興勢力といえば、ロジチャリス(ダービー卿CT①着馬)、グレーターロンドン(7戦6勝)あたり。だが、ともに賞金不足で除外の可能性もある。

 皐月賞以来となる、3年2カ月ぶりのGⅠゲットに向けて、視界が開けた勝利といえる。

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