【ヴィクトリアマイル】馬場、ペース、鞍上全てがうまくいったアドマイヤリード

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女の気まぐれか馬場のいたずらか人気馬総崩れで90万馬券

 2年前の2000万円馬券には遠く及ばないものの、今年のヴィクトリアマイルは人気馬総崩れ――。3連単は91万円と荒れた。

 勝ったのは6番人気、ルメールが手綱を取ったアドマイヤリード。年明けの1月に一千万クラスを勝ったばかりで、重賞初制覇がGⅠという大仕事。それでも勝つ時は全てがうまくいくということか。

 まずは、馬場が味方した。前日からの雨で日曜の東京芝は“重”スタート。午後からは“稍重”に回復したが、渋った状態であることには変わりない。422キロとガサはないものの、ステイゴールド産駒らしくパワーがあり、重馬場の前走・阪神牝馬Sでも②着。「こんな馬場はいい」とレース後の鞍上が語っていたように、まさに“恵みの雨”になった。

 もちろん、ルメールのコントロールも完璧だった。前半3F35秒6に対して後半は33秒8。1秒8も速い上がり勝負だ。後半がこれだけ速くなってしまうと、少しのロスが致命傷になる。

 それだけに内め5番枠は結果的に絶好。さらにその好枠を生かし切って道中は外に出さず、4角から直線にかけてもロスのない立ち回り。最後は先に抜け出していたスマートレイアーとソルヴェイグの“ここしかない”という間を突き抜ける、絶妙な手綱さばきだった。

 さまざまな条件が味方したとはいえ、これでGⅠ馬に。思えばアドマイヤと同世代の4歳牝馬は、NHKマイルC馬メジャーエンブレム、桜花賞馬ジュエラー、オークス馬シンハライトがすでに引退し、現役GⅠ馬はヴィブロスだけだった。

 これでもう一頭、強い世代のヒロインが誕生したことに。今年の牝馬路線を盛り上げていく存在になりそうだ。

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