【ダービー】過去28頭 例外なしの“鉄板データ”

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 ダービーまであと5日――。3歳馬の頂点を決める東京二千四百メートルの舞台では、過去にさまざまなドラマが繰り広げられてきた。平成元年=89年以降、3冠馬は94年ナリタブライアン、05年ディープインパクト、11年オルフェーヴルと3頭。また、07年にはウオッカが実に64年ぶりとなる牝馬による快挙を成し遂げた。そのウオッカは3番人気だった。7番人気の10年エイシンフラッシュ、6番人気の97年サニーブライアンなど、人気薄が頂点に立ったことも何度かある。だが、決してフロックではない。ダービーを勝つ“資格”を満たしてこそ、称号を得ることができるのだ。実は、89年ウィナーズサークルから昨年のマカヒキまで、平成のダービー馬28頭全てが満たしている条件がある。今年でクリアしているのは、何と4頭しかいない!

■皐月賞組は③着にも要注意

 平成のダービー馬は5つの条件のいずれかに必ず属する。例外なしの鉄板データだ。その中で最も多いのがこれ。

◇皐月賞③着以内

皐月賞③着以内のダービー馬
年   馬 名      皐月賞着順
89年 ウィナーズサークル ②着
90年 アイネスフウジン  ②着
91年 トウカイテイオー  ①着
92年 ミホノブルボン   ①着
94年 ナリタブライアン  ①着
95年 タヤスツヨシ    ②着
97年 サニーブライアン  ①着
98年 スペシャルウィーク ③着
01年 ジャングルポケット ③着
02年 タニノギムレット  ③着
03年 ネオユニヴァース  ①着
05年 ディープインパクト ①着
06年 メイショウサムソン ①着
10年 エイシンフラッシュ ③着
11年 オルフェーヴル ①着
12年 ディープブリランテ ③着
15年 ドゥラメンテ ①着
16年 マカヒキ ②着

 上記の通り、18頭もいる。皐月賞は1冠目というだけでなく、ダービーの最も重要な前哨戦。当然上位馬は頂点に近い位置にいる。

 今年は①着アルアイン、②着ペルシアンナイト、③着ダンビュライトだ。

 ちなみに、皐月賞、ダービーと制した2冠馬は9頭、皐月賞②着からVは4頭で、昨年のマカヒキは95年タヤスツヨシ以来だった。

 ③着からは5頭で実は②着よりも多い。単勝3190円もつけた前記エイシンフラッシュ、98年スペシャルウィーク、01年ジャングルポケット、02年タニノギムレットなど巻き返しに成功した例は少なくない。

■弥生賞組 好走馬巻き返し

 次は28頭から18頭を引いた残り10頭。皐月賞③着以内ではなかったダービー馬はどういう条件を満たしていたのか。以下の4つのいずれかだ。

◇弥生賞①②着

 皐月賞では馬券に絡まなかったものの、その最重要トライアルである弥生賞の好走歴がモノをいったケースが4頭。

 93年ウイニングチケット(弥生賞①着→皐月賞④着)、99年アドマイヤベガ(②→⑥着)、09年ロジユニヴァース(①→⑭着)、14年ワンアンドオンリー(②→④着)がそう。アドマイヤ以降の3頭はかつて12月の阪神で行われていたGⅢラジオNIKKEI杯(14年から11月京都に移行)の勝ち馬だから、これぐらいの実績は欲しい。

 今年、弥生賞馬カデナは皐月賞で⑨着と崩れたものの、京都2歳S(冠はラジオNIKKEI杯)の勝ち馬でもあるから、条件はピタリ。

 ②着マイスタイルも皐月賞で⑯着だが、過去のデータから可能性は残しているといえる。

■他の3つは該当馬なし

 他にはこの3つ。ただし、今年はこのいずれも該当馬がいない。

◇京都新聞杯①着

 00年アグネスフライトと13年キズナ。決して表街道ではないものの、重要な前哨戦のひとつだ。今年の勝ち馬プラチナムバレットはレース後、骨折が判明。惜しくも本番に駒を進めることができなかった。

◇皐月賞以外のGⅠ馬

 04年キングカメハメハ(NHKマイルC)、07年ウオッカ(阪神JF)、08年ディープスカイ(NHKマイルC)と過去に3頭いる。だが、今年は朝日杯FS馬サトノアレス、阪神JF馬ソウルスターリング、NHKマイルC馬アエロリットの名前はダービーにない。

◇無敗馬

 96年に新馬→すみれS連勝。わずかキャリア3戦目でダービーを勝ったフサイチコンコルドが該当するが、無敗馬も登録はない。

■条件クリアしたのは4頭のみ

 今年のメンバーで条件を満たしたのは5頭。

 皐月賞組はアルアイン、ペルシアンナイト、ダンビュライト。弥生賞からカデナ、マイスタイルだ。

 ただし、ペルシアンは今回、戸崎と初コンビとなる。89年以降、乗り替わりは155頭いたが、②着7頭、③着8頭で、勝ち馬がゼロなのは気掛かり。それで、4頭というわけ。

 青葉賞馬アドミラブルのみならず、共同通信杯馬スワーヴリチャード、皐月賞⑤着レイデオロなど、クリアしていない人気馬が多い。法則通りなら、意外な穴馬券にありつけるかも。

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