【安田記念】イスラボニータ進路ができず⑧着惨敗

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さすがのルメールもお手上げ

 1番人気に支持されたイスラボニータがまさかの⑧着に沈む波乱。皐月賞以来となる3年2カ月ぶりのGⅠ制覇とはならなかった。

 今年初戦のマイラーズCで2年7カ月ぶりの勝利を挙げ、再び上昇気流に乗っていた。

 レースでも好スタートから好位外めをスムーズに追走。道中は掛かることなく、手応え良く4コーナーを回る。

 しかし、ここからが誤算だった。

 直線に入ると前が壁になって動くに動けず。外から勢いよく上がっていく他馬を横目で見るしか術はなかった。それらがいなくなった後、ようやくGOサインを出せたのは残り150メートル付近。完全に踏み遅れて“ジ・エンド”だ。

 鞍上のルメールはヴィクトリアマイル=アドマイヤリードから始まり、オークス=ソウルスターリング↓ダービー=レイデオロと、01年のペリエ以来となる3週連続GⅠ制覇を達成して、ムードは最高潮だったはず。そんな名手でさえ、何も抵抗できなかったのだから競馬は難しい。

 無念なのは陣営も同じだろう。「今年は勝ちにこだわる」(栗田博師)というテーマを掲げて、全力投球で馬づくりを行ってきた。

 2月10日に山元トレセンから帰キュウして約4カ月かけ、青写真通りに調整が進められた。そぎ落とすところはない究極の仕上げで臨んだにもかかわらず、不完全燃焼のままレースは終了。2つ目の勲章は遠かった。

 それでも、まだ秋がある。マイルCSで忘れ物を取りにいく。

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