【函館スプリントS】ジューヌエコール レコードV

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異例の高速馬場、超ハイラップが生んだ波乱

 先週から開幕した函館競馬は異例の高速馬場。函館スプリントSと同じ舞台で行われた初日のメーンが1分7秒6のレコード。日曜は8Rの五百万平場でそれを更新する1分7秒5だった。

 今年の函館スプリントSはこんな馬場が波乱を呼んだと言っても過言ではない。時計勝負となれば、鞍上の頭に働くのは前有利の意識。その結果、逃げた2番人気シュウジの前半3Fは32秒2の超ハイペースになった。

 この速い流れがピタリとはまったのが、勝ったジューヌエコールだ。これまでは折り合いに課題があった馬だが、今回は好位の直後をスムーズに追走。4角で前の2頭を射程圏に入れると直線は素晴らしい伸び脚で最後は2馬身半もの差をつけていた。 時計も8Rのレコードを一気に0秒7も短縮する1分6秒8。これで昨年のソルヴェイグに続いて、2年連続で50キロの3歳牝馬がレコード勝ちしたことになる。

 もちろん軽量、さらに展開が向いたのは確かだが、所属する安田隆厩舎といえば“短距離王国”。函館スプリントSは11年にカレンチャンでも勝利して、その後、同馬をGⅠ馬にまで導いた。そのカレンチャンと同じクロフネ産駒の牝馬。今後もスプリント路線での活躍が期待される。

セイウンコウセイは前を追い掛けすぎた!?

 一方、1番人気で④着に敗れてしまったのがセイウンコウセイだ。

 高松宮記念勝ちは小雨の“稍重”で、時計は1分8秒7だった。高松宮記念以外の芝千二勝ちも1分8秒台。前記のような異様な馬場に戸惑った可能性もある。

 ただ、人気を背負ったGⅠ馬で、自力で勝ちに行かなくてはならない面もあった。

 道中は2番手の追走で自身は前半3F32秒3のラップを踏むことに。勝ち馬とは6キロ差ありながら先行勢で唯一、掲示板を確保したあたりが底力ということか。この経験は次へ必ずつながってくるはず。春秋スプリントGⅠ連勝へ向けて、悲観する必要はない。

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