【宝塚記念】サトノクラウン大阪杯⑥着から一変させたあえて〝攻めない〟選択

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 大金星を挙げたのはM・デムーロ鞍上の関東馬サトノクラウン。昨暮れの香港ヴァーズに続くGⅠ2勝目、国内では初のタイトルを掴んだ。

「香港で②着だった馬が先週のアスコットで勝ったので、ボクも自信が持てました。さすがGⅠ馬ですね」

 M・デムーロが引き合いに出したのが、21日に行われた英GⅠプリンスオブウェールズSでGⅠ6勝目を挙げたハイランドリール。“キングジョージ”やBCターフも制している強豪を香港ヴァーズで負かした実力は、やはり本物だった。

 しかし、精神面のもろさもあって、なかなか安定して結果を残せないのがサトノの泣きどころ。

 実際、前走の大阪杯では⑥着敗退。マイナス12キロと体を減らして、そのポテンシャルを発揮し切れなかった。

「大阪杯はいい状態で使えなかったので、リベンジと思ってスタッフ一同やってきました。結果が出て良かったです」

 このあたりは、さすが堀師の修正力といったところか。

 前走時は木曜追いで併せ先着だったのに対し、今回は水曜に単走で馬なり。心身ともにフレッシュさを保って本番を迎えるべく、控えめな調整に徹してきた。

 大一番を前にして、あえて“攻めない”手を選択できる点が凄い。

 他にも輸送や出張馬房など、細かいところまで工夫をこらしてきた。それが見事に実を結び、状態面は一変。馬体重もプラス10キロと回復して、伸びあぐねる王者キタサンの外から力強く抜け出してきた。

 名伯楽が手掛ける新王者誕生で、今後の古馬GⅠ戦線もますます盛り上がりそうだ。

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