【プロキオンS】キングズガード悩ましい路線選択

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 中京のプロキオンSを勝ったのはキングズガードだった。

「強かったですね」

 手綱を取った藤岡佑がそう語ったように、鮮やかな差し切り勝ちだった。

 7枠12番スタートも道中は内へ。そこでうまく脚がたまった分、直線は切れた。先に抜け出した③着ブライトラインを追って最後は楽に抜け出してみせた。

「勝ち切れないことも多かったですが、ポテンシャルは高い馬ですから」

 前2走は連続②着と惜敗。だが、今回はその鬱憤を晴らすような快勝で、昨年開業の寺島師とともに人馬ともうれしい初重賞Vになった。

 ただ、これで陣営には悩ましい問題も。それがこれからの路線選択だ。

 この勝利でダート千四は〈8752〉。まさに、この距離のスペシャリストと言っていい。対してマイル戦は3戦連対なし。千八も2年前の1走しか経験がない。

 ダート千四のオープン特別なら数はあるが、重賞を勝ったことで、この先は酷量との戦いに。ダートの重賞は短距離がもともと少なく、千四はプロキオンSと1月の根岸Sと1年に2鞍しかない。

 ベストの距離を求めて、この後は「サマーチャンピオンへ」と寺島師。次走は8月16日の佐賀競馬になる見込み。そこを勝ったとしても、秋はどうするのか。交流GⅠのJBCスプリントは昨年が川崎開催のため千四だったが、今年は大井競馬での施行で千二になる。

 一方、JRAでは武蔵野Sあたりがターゲットになるだろう。ただし、舞台は前記した実績に乏しいマイル戦だ。1F延長をこなすくらいここからさらにパワーアップすれば、来年のフェブラリーSも見えてくるが……。

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