【小倉記念】秋山タツゴウゲキ乗り替わりで重賞ゲット

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明暗を分けた2人の運

「サマー2000シリーズ」の第3戦、小倉記念を制したのは秋山タツゴウゲキだった。

 代打・秋山にとってはまさに“ゴッツァン”だったか。シリーズ第2戦の七夕賞ではフェルメッツァに騎乗して⑤着。決して悪くない内容だったが、フェルメッツァは北村友に乗り替わって当初は騎乗馬がなかった。

 それが日曜小倉7Rでタツゴウゲキに騎乗予定だったM・デムーロが落馬負傷のアクシデント。「52キロで乗れて、あたりの柔らかいジョッキー」という鮫島師の狙いで、秋山に急きょ、オハチが回ってきたのだ。

 その時点で運があったが、さらにレースでも。馬場の良さを思えば絶好の2番枠。枠なりで好位の内で脚をためることができた。さらに直線でもラッキーが。抜け出したヴォージュのインがぽっかりとあいたのだ。

 楽にそこを突いてロスなく競馬ができたのだから、タツゴウゲキにとっては理想的。最後は鼻差競り勝ち、乗り替わったフェルメッツァにも先着(③着)だから、秋山にとっては、してやったりだろう。

鼻差惜敗で全10場重賞制覇ならず戸崎サンマルティン

 笑った秋山に対して、泣いたのは戸崎サンマルティンだ。

 小倉記念に勝てば史上5人目となるJRA全10場重賞制覇の大記録だったが、首の上げ下げで②着惜敗。外をまくり上げて、いったんは完全に先頭へ立つ横綱相撲と、内容的には一番強い競馬をしている。だが、最後はロスなく100%の競馬ができた秋山に内をすくわれてしまった。

 この日曜がJRA移籍5年目にして小倉競馬初参戦。合計8鞍に騎乗して7鞍までが3番人気以内とファンの支持も集めたものの〈0116〉と物足りない結果に。リーディング独走中の腕達者でも、“初物”に加えて運が味方しなかったとあれば、苦労したということかもしれない。

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