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【新潟記念】長い直線を押し切りまだまだ強くなるタツゴウゲキ

晩成型の父系に、母系の息の長さがマッチ

 夏ローカル締めくくりの新潟記念を制したのはタツゴウゲキ。重賞初制覇だった小倉記念に続く連勝で、サマー2000シリーズのチャンピオンに輝いた。

 それにしても充実ぶりが著しい。

 好スタートから持ち前のスタートセンスでスッと先行すると、ウインガナドルを行かせて2番手に。前半3~5F35秒2―46秒9―59秒0の平均ペースだから、展開利があったわけでもない。

 4コーナーを回ると早めに逃げ馬をとらえて、先頭へ。日本一長い658・7メートルの直線で目標にされながら、②着アストラエンブレムの追撃を首差しのぎ切った。

 前走の小倉記念は小回りで持ち前の立ち回りのうまさが生きた感もあった。しかし、今回は大箱の新潟外回りを力勝負で押し切ったのだから大したもの。5歳夏にして急成長してきたのは間違いない。

 これも、血統背景を考えればうなずける。

 父マーベラスサンデーは4歳5月から重賞4勝を含む6連勝で一線級の仲間入り。5歳時の宝塚記念でバブルガムフェロー、ダンスパートナーらを破ってGⅠ初制覇を決めた遅咲きだった。

 さらに、母の父シングスピールも4歳で本格化してジャパンC制覇。5歳時にはドバイワールドCも制した。

 さらに、その産駒も日本では6歳の安田記念でGⅠ初勝利のアサクサデンエン、8歳で中山記念勝ちのローエングリンなど、年齢を重ねての活躍が目立つ。

 タツゴウゲキ自身も3歳6月の遅いデビュー。初勝利はその年の秋に福島で五百万に格上挑戦してのものだった。

 さらに1年後、秋の福島でようやく2勝目。そんな裏街道を走っていた馬が、5歳の今年は一気にサマー2000シリーズを制したのだから、その成長力に驚かされる。

 この後は放牧で一息入れる予定。復帰後は中央場所の重賞でも目が離せない存在になりそうだ。

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