【オールカマー】テン乗り北村宏ルージュバックの新たな一面を引き出す

公開日: 更新日:

 これまでのイメージを一新させる勝利だった。中山で行われたGⅡオールカマーは、5番人気ルージュバックがうれしい重賞4勝目を飾った。

 いままでは、後方から大外一気。上がり最速の末脚で牡馬をなで斬る――。これが彼女の確立していたスタイルだ。

 それが、この日はスタートを決めて、好位4番手の内で脚をためる正攻法の競馬。前半5F63秒1という遅い展開にも助けられたが、4角で他馬と接触しながらも、最内をグイグイと加速して差し切り勝ち。以前とは全く違う一面を見せた。

 というのも、脚力そのものは牡馬相手でも通用するが、実は“女の子らしい”優しい性格が邪魔をしていた。2走前(金鯱賞⑧着)のように積極的なレースをすると、周りを気にして結果が伴わない経緯があった。

 もちろん、代打騎乗となった北村宏のファインプレーもあっただろう。だが、今回の勝利は馬そのものの成長が大きい。450キロ台の馬体はデビューから変わらないが、年を重ねるごとに丸みを帯びて、芯が入ってきたように映る。

 母ジンジャーパンチは4歳夏に米国で初GⅠ勝ちを決めると、5歳時にGⅠを3勝して、引退までに積み上げたビッグタイトルは「6」という晩成型。父マンハッタンカフェも奥手だったことを加味すれば、5歳秋を迎えてルージュバックもようやく本格化といったところか。

 馬主「キャロットファーム」の規定で6歳の3月までに繁殖入り。引退まで、あと6カ月しかない。次走はGⅠエリザベス女王杯。9度目の挑戦で悲願のビッグタイトルを目指す。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジ宮司アナは“夜の女神”へ…トップクラスの美貌とMC技術

  2. 2

    入籍で妊娠説も ベッキーがやっと乗り越えた“ゲスの呪縛”

  3. 3

    専門家も警鐘 南海トラフ巨大地震“前兆”続々発生の不気味

  4. 4

    大河史上最速で視聴率1桁…「いだてん」を襲うNHKの包囲網

  5. 5

    そこまでやるかNHK 安倍首相と「遺恨」残す部署が解体危機

  6. 6

    背後に敏腕マネが 大坂なおみ“バイン契約解除”決断の真相

  7. 7

    結婚発表前に伏線が…テレ朝・小川彩佳は悲恋のプリンセス

  8. 8

    テレ朝・弘中綾香アナ“最大の武器”はマイペースと強心臓

  9. 9

    統計不正“火付け役”は首相別荘BBQでも火おこし役の腰巾着

  10. 10

    「いだてん」低迷は想定内 NHK大河にクドカン起用の狙い

もっと見る